仏蘭西料理 春陽亭

「流行(つくりもの)には、つくり出せないレストランを目指して…。」そう語るのは熱海の有名レストラン「春陽亭」の店主漆畑さん。生まれ育った「熱海・湯河原」の自然を満喫できる地で、本物の仏蘭西料理を追求したい、と「春陽亭」を1984年秋にオープンした。

仏蘭西料理 春陽亭

熱海より車で10分ほど。湯河原方面へ山道を走ると、大きな門構えに「春陽亭」と書かれている。その門を抜け、坂を登ると、敷地内庭園への入り口に。アーチ状になったその入り口はクラシックな雰囲気で、アーチの奥には色とりどりの花たちや深い緑が見えてくる。手入れの行き届いたその庭園はまるでおとぎ話の世界に迷い込んだような美しさ。春にはツツジや桜、夏には木々の隙間から真っ青な空と海を眺め、秋にはあかね色の空が暮れ、草花は足下を彩り、冬には紅梅白梅と早春の花の香りに包まれる。この完璧なまでの最高のロケーションは、開業前から2年間かけて作り上げたという。

仏蘭西料理 春陽亭

カフェ・ド・シュマン

カフェ・ド・シュマン

今年の9月で丸30年を迎える熱海の仏蘭西食堂「カフェ・ド・シュマン」。1979年の開店当時、外からのアプローチが「小路(chemin  シュマン)」のようであったことから名付けられたという。開店当時カフェのみだったが、14年前よりレストランもオープン。そのレストランのシェフの腕に魅了されたリピーターが通うアットホームな優しい雰囲気が漂う。

熱海駅より徒歩10分ほどの所に位置するこちらのお店は、散策の途中に気軽に立ち寄ることができる。レストランでは、厳選された新鮮な魚介類・肉類の旨みを存分に引き出し、オリジナリティー溢れる品々が、カフェでは手作りの温かなケーキが入れ立ての珈琲と共にいただける。

カフェ・ド・シュマン

店内は落ち着いた雰囲気でクラシックでいながらのんびりと過ごせる空間。そんな温かな空間で、ご夫婦でゆったりと食事を楽しむ人。友人と手作りケーキを頂きながら楽しそうにオシャベリとする人、とその人その人自己流の楽しみ方でゆっくりと時間を過ごしている。明るいBGMもなんだか心をウキウキとさせてくれる。

カフェ・ド・シュマン

カウンター越しには、熱心に真剣なまなざしでケーキを切り、珈琲を丁寧にいれる店主さんの姿が伺える。忙しそうな姿ながらも、お客さんやスタッフさんとの会話を楽しみ、店主さん自らがこの楽しい空間を生み出している様子を感じられた。

囲炉茶屋(いろりちゃや)

囲炉茶屋(いろりちゃや)

新鮮な海山の幸を求めて店の外まで人があふれる熱海駅前の人気店、「囲炉茶屋」。旬の新鮮な魚の刺身、干物、そしてこの店一番の人気「金目鯛の丸ごと煮付け」など。種類豊富な熱海ならではのメニューが揃っている。

囲炉茶屋(いろりちゃや)

店内は大きなテーブル席と海が目の前に一望できる広々としたお座敷席。景色・食共にたっぷりと満足させてくれるこの地ならではの一店。活気のある店内は海の香りがふんわりと香り、そんな空間の中でお酒と共にお刺身や干物を頂く人、家族で楽しそうに海を眺めながら食する人でにぎわっている。

温泉利用権付き分譲宅地『ルネ熱海伊豆山マスターズプレイス』

温泉とともに歩んできた観光地・熱海の歴史

伊豆山神社
●伊豆山神社

地名の通り、海から熱い湯が湧き出ていたとされる「熱海」は、豊かに湧出する天然湯に恵まれた温泉地としての歴史を歩んできた街である。その歴史は古く一説には1,200年前から湯治場として栄え、過去には徳川家康にも愛されたという。

温泉地として栄える以前の熱海は「伊豆山神社」を中心に発展した。伊豆山神社は社伝によれば紀元前5世紀ごろに創建されたと言われている非常に古くからこの地の鎮守として崇敬を集める神社であり、現在も多くの参詣客を集める観光スポットのひとつとして人気を集めている。

ここは平氏によって伊豆に配流されていた源頼朝とのつながりが深く、配流時代には頻繁に参詣していたという。また後に妻となる北条政子との逢瀬の場所にも使われ、その由来から恋愛成就を祈りに来る参詣客も多いとのこと。

家康の湯
●家康の湯

熱海の湯を愛した徳川家康が天下を治めた江戸時代以降、この地は湯治場として江戸や近隣からの旅人を集める観光スポットとしての歴史を歩む。創業から200年以上の歴史を持つ「古屋旅館」など、老舗旅館の数々もこのころに開業している。

日本でもっとも有名な温泉地のひとつである熱海には、古来から湯を激しく噴出する「大湯間歇泉」や、日本国内でも珍しい横穴式の源泉「走り湯」など、温泉にまつわる見所が数多い。旅館やホテル・リゾートマンションではもちろん、日帰り温泉施設も整備されているので、様々なお湯を楽しめる点も魅力的だ。

現在特に人気を集めているのが、熱海駅前にある足湯スポット「家康の湯」だ。こちらは徳川家康が熱海に湯治に来てから400年を記念して整備されたもので、連日多くの観光客でにぎわっている。

お宮の松
●お宮の松

1896年には「豆相人車鉄道」が開業、さらに1925年には現在のJR熱海駅が開業するなど、東京とのつながりが強くなった明治・大正期には、政財界の大物や文人墨客が湯と風光明媚な風景を求めて、この地をたびたび訪れた。また温泉周辺は別荘地として開発が進み、関東近郊の高級リゾートとしての側面を持つようになった。熱海を代表するスポット「熱海梅園」がオープンしたのもこのころである。

太宰治や永井荷風などの文豪に愛され、また谷崎潤一郎の晩年の住処となった熱海には、多くの文学作品の舞台として取り上げられている。

その中でもっとも有名なのが尾崎紅葉の「金色夜叉」だろう。熱海サンビーチにほど近い場所には金色夜叉の最も有名なシーンで登場する「お宮の松」が植えられている。その脇には寛一がお宮を蹴り飛ばすそのシーンを再現した銅像が建てられている。

起雲閣
●起雲閣

高級リゾートとしての名残を感じられるスポットといえば「起雲閣」が挙げられるだろう。こちらは1919年に海運王・内田信也の別荘として建設されたもので、約3千坪もの敷地に風情豊かな庭園と往時の繁栄を偲ばせる洋館などが残されている。

起雲閣は戦後、旅館として活用され多くの文豪に愛された。現在は熱海市の所有となり、一般公開されている。

熱海サンビーチ
●熱海サンビーチ

戦後の高度経済成長期には首都圏の奥座敷として、多くの人々に親しまれる一大観光地としての地位を確立した。特に1964年に開業した東海道新幹線によって東京とは1時間以内で結ばれるようになって以降の成長は目を見張るものがある。このころには新婚旅行の定番スポットとして、また「東洋のハワイ」としてもてはやされた。

熱海を代表する海辺のスポット「熱海サンビーチ」が整備されたのもこの時期であり、ヤシの木が並ぶ南国リゾートのような雰囲気が高い人気を集めた。

バブル崩壊以後、熱海の衰退がメディアに報道されることもあったが、現在は数多くのリゾートマンションの建設が進み、首都圏から気軽にアクセスできる高級リゾートとしての側面を再び強くしようとしている。

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